Filed under (04) Macro Economy | 宏观经济

Market Update ウィークリー・マクロ・スナップショット (Dec 19 2017)

サウスバウンド取引とマーケット・レビュー 出遅れ銘柄 イン、アウトパフォーム銘柄 アウト 先週の香港市場は、来年の米国経済がより力強いとするFEDの予想や、税制改革法案の可決を目前にした市場の期待に支えられ好調な米国市場によりわずかにリバウンドした。TMT(テクノロジー・メディア・通信)、自動車、保険、素材セクターがアンダーパフォームする中、ゲーム、航空会社、生活必需品、ヘルスケアー、銀行がアウトパフォームした。これは、年末前に高パフォーマンス銘柄から出遅れ銘柄にトレンドが変わったことを示している。 サウスバウンド資金買い越し;通年の買いは3500億香港ドルを超す 先週のサウスバウンドの平均出来高は、前週と比べ17%減の121億香港ドルとなり、11月の平均146億香港ドルを下回った。そのため、香港市場におけるサウスバウンドの市場シェアは、先週金曜日に9.2%に低下した。しかし、サウスバウンドの買いは増加し、一日の平均買い付けは前週に比べ28%増加し、26億900万香港ドルと11月の平均(26億5100万香港ドル)まで回復した。これは前週の激しい動きによる一時的なクールダウン後の香港市場に、中国の投資家の関心が戻っていることを示している。実際、11月のサウスバウンド資金による買いは3090億香港ドルを超え、現在の流れが続けば、2017年に前年比42%増の3500億香港ドルを超える可能性がある。 税制改革法案が焦点;高いインターバンク・レートの恩恵を受ける大手銀行 翌年の経済政策運営の方針を決める中央経済労働会議が今週開催される。当会議と第19回全国代表大会が短期間にあるため、当会議では全国代表大会の精神が受け継がれ、間接的な金融、金融リスクのコントロール、減税、住宅システム改革が重要課題となるだろう。目前に迫る税制改革法案が企業や個人の税負担を軽減することから、会議中の減税に関するどのようなニュースも密接にモニタリングされる。 一方、1か月物のHIBOR/SHIBORはそれぞれ3週/2週間上昇したが、市場の流動性は年末要因と米国の利上げにより引き締めが続いている。この傾向は、預金基盤が強固な大手銀行に有利となり、NIM(ネット・インタレスト・マージン)がより改善されると考える。そのため、当社は短期的に銀行株を推奨する。 リスク 地政学的リスクや米国の税制改革法案により引き起こされる不安が上げられる。 (出所:Dec 18, 2017 GF Securities (Hong Kong) Brokerage Limited)

Weekly Market ウィークリー・マクロ・スナップショット (Nov 16 2017)

今週の香港市場 投資戦略: 先週の市場のセンチメントは堅調で、5営業日の出来高は1千億香港ドルを超えた。ハンセン指数は、過去2週間で10%以上上昇したテンセント(700HK)主導で2008年の金融危機以来の高値を更新した。今週水曜日にテンセントは業績を発表する。市場は第3四半期の収益は、ゲームと広告収入により50%以上伸びると予想している。もし収益が市場の予想を上回る場合、今週テンセントとハンセン指数は一段高するだろう。しかし、米国の税制改革見通しを取り囲む不確実性は、今後の世界の株式市場にとって最大のリスクとなるだろう。先週、米上院は税制改革法案を発表したが、米下院と比べ法人税減額の1年間の延長を含む多くの違いが存在した。当社は、トランプ大統領はこの提案に同意しないと見ている。上院と下院は最終的な法案を交渉するための時間がより必要である。もし、この立法プロセスが延期された場合、経済見通しに対する投資家の楽観的な見方が逆転し、世界の株式市場の修正を引き起こす可能性がある。今年ハンセン指数は30%以上上昇しており、12月に利食い売りがあるかもしれない。 GFS A株市場カラー、力強さを維持できる業界リーダー (*中国国内機関投資家向けのGFSセールストークは、一喜一憂しながら市場センチメントのわずかな変化を検知するものである。当社の見解について下記をご参照ください。) ミューチュアル・ファンドマネージャーの声 強気な見方1 現在、市場はデレバレッジを期待しているため、結果的に市場圧力は前回より厳しくなるが、第4四半期にいくつかの問題が生じると見ている。一方、上場企業のバランスシートは以前より確実に健全であることは、注意する価値がある。これらのことか株式市場は構造的な投資機会を伴い、上下しながら上昇を続けると考える。当社は、成長の可能性や過去の評価に対して株式を評価する重要性を強調し、ファンダメンタルズに焦点を当てた市場の傾向が持続すると考え、新エネルギー車、自動車のエレクトロニクス、ドラッグ・サプライ・チェーン、カスタマイズ家具、証券、鉄鋼に注目している。 強気な見方2 2017年第4四半期は医薬品セクターに注目している。株価が安く、財務、輸送、飲料において安定したキャッシュフローを持つセクターとしてポジティブである。 強気な見方3 外国人投資家の市場への影響は高まっている。これらの投資家は長期投資の傾向があり、短期的な価格変動に左右されない。そして海外の競争相手から市場シェアを奪うリーディング・カンパニーに興味を持っている。そのため、市場シェア拡大の余地が十分ある企業やテクノロジー、ポジションの点から競争相手を代替する可能性のある企業に注目する。 ニュートラルな見方 市場はTMT(テクノロジー・メディア・テレコム)や小型株/新規上場したセミコンダクター主導で優良消費銘柄が上昇し、相対的に堅調さを維持している。一部の株式が比較的高水準まで上昇している事実から生じるリスクがある反面、ファンダメンタルな市場の動きの反転は見られない。当社は、投資家が消費やTMT関連の保有を続けることを推奨する。新たなポジションは低位から上昇する可能性のある銘柄から築くべきである。 プライベート・エクイティ・ファンドマネージャーの声 強気な見方1 業界のリーディング・カンパニーのほとんどは、2017年第3四半期の収益は予想を上回った。当社が考えるトレンドは、直近の業界再編に伴うこれら企業の継続的な利益成長が今後数四半期続き、投資家が評価の基盤として2018年の収益予想を転じるため、業界リーダーの評価は低下すると見ている。これら業界リーダーの株価は市場に沿って下落するより一段高すると考えている。 強気な見方2 売られ過ぎの銘柄は高収益により支えられていると強調したい。直近では大型株のチャイネクスト銘柄が持ち直しているため、堅調な収益基盤がある売られ過ぎの小型株を推奨したい。それはより低位でリスクとリターンを合わせ持つだろう。 保険会社の声 大型株は、先進国と新興国市場(インドを除く)の両市場で、伝統的及びハイテクセクターの株価が高騰している。サイクル的な要因を除き、業界のファンダメンタルに基づき今後2年間でこのトレンドが逆転する兆しは見られない。短期的には資産の質の改善から大型銀行株の保有を推奨する。 GFSセールスの声 先週のA株市場の特徴として製造業、消費、ハイテクセクターの株価上昇と同様に、業界リーダーの堅調さが挙げられる。一方、ノースバウンド(北行き)投資家は保有するブルーチップ銘柄の一部の売却を開始した。機関投資家の一部は、確定売りや異なる性質を示す銘柄にポジションの入れ替えを開始している。年末が近づいているため利益を確定し、他の投資家の影響を保護しなければならないと機関投資家は考えていると思う。そして、製造業、ハイテク、環境銘柄は市場のリスク選好における構造的な増加により来年も引き続き堅調であると考える。 GFSセールスの声 先週のA株市場の特徴として製造業、消費、ハイテクセクターの株価上昇と同様に、業界リーダーの堅調さが挙げられる。一方、ノースバウンド(北行き)投資家は保有するブルーチップ銘柄の一部の売却を開始した。機関投資家の一部は、確定売りや異なる性質を示す銘柄にポジションの入れ替えを開始している。年末が近づいているため利益を確定し、他の投資家の影響を保護しなければならないと機関投資家は考えていると思う。そして、製造業、ハイテク、環境銘柄は市場のリスク選好における構造的な増加により来年も引き続き堅調であると考える。 (出所:Nov 13, 2017 GF Securities (Hong Kong) Brokerage Limited)

Weekly Update ウィークリー・マクロ・スナップショット (Oc 18 2017)

中国共産党全国代表大会中の市場センチメントはポジティブ;政策主導セクターがアウトパフォーム 来年の利上げペース鈍化を示すFOMC議事録 先週、FEDは最新のFOMC議事録を発表した。その中で当局が12月の利上げに関して合意に至っていないことが示され、3つのグループに分けられたことが明かされた。1)当局者の「多く」は年内に更に一回の利上げが適切であると考えている。2)「数名」はインフレ見通しを取り巻く不確実性を強調した。利上げはインフレ上昇率に左右されることを意味する。3)「少数」はインフレ率が確実に2%の目標に向かうまで、FEDは利上げを延長すべきであると示唆した。報告書には「多く」「数名」「少数」の正確な数字を明示していないが、当局者の半数以上が9月のFOMC会議で12月の利上げを期待していると当社は考える。;これも当社のベースラインであった。今年のインフレ軟化の少なくとも一部は無線電話サービスや処方薬の価格の急落など、一時的であったと考える。しかし、中期的に技術革新が価格に及ぼす影響や一般的なグローバル要因など、いくつかの要因は消えることはないだろう。これらの要因が永久的な特徴であると判明した場合、来年インフレ率は2%の目標まで上昇する可能性はないだろう。今後のデータが予想どおりとなれば、12月のFOMC会議で利上げの可能性は高いと見ている。しかし、当社は来年FEDの2回の利上げを予想しており、FED当局の予想を下回っている。 世界的な株式市場のセンチメントを高める米国の好収益 先週、米企業は2017年第3四半期の業績発表を開始した。ファクトセット・リサーチによると、アナリストはS&P500社の利益成長率を2.5%と予想している。500社の半数近くがハリケーン「ハーベイ」と「イルマ」のマイナス影響を主張していることを考えると、2.5%の利益成長率は素晴らしい結果である。保険業界は最大の収益の低下を報告すると予想される。金融セクターを除けば、残りのセクターの利益成長率は5.0%に上昇すると予想される。また、最終的な数字は市場の予想を上回り、一桁の高い成長率に到達すると考える。好収益は、10月の米国株式市場の高値更新を促し、世界の株式市場にプラス的なセンチメントを与えるだろう。 市場の焦点となる第19回中国共産党全国代表大会 中国・香港市場方面では、今週10月18日から北京で開かれる第19回中国共産党全国代表大会が投資家の焦点となるだろう。加えて政治任用制、経済政策が会議の焦点となる。ここ数年、在庫調整や過剰な産業能力、金融におけるデレバレッジの改善を見てきたが、これらは今後数年続くだろう。そのため、優先される政策は、引き続き構造改革に関するものとなるだろう。投資家は供給側の改革、企業のデレバレッジ、国有企業改革などいくつの話題に注目するだろう。大会中の市場のセンチメントはポジティブであると予想している。具体的には、混合所有制改革セクターなどの政策変更の恩恵を受けるセクターが短期的にアウトパフォームする可能性がある。国家石油公司(CNPC)は、11月末までに強制的な混合所有制改革が完了するとしている。今後2週間、ペトロチャイナ(857HK)、シノペック(386HK)、CNOOC(883HK)が投資家の注目を集めるだろう。 (出所:Oct 16, 2017 GF Securities (Hong Kong) Brokerage Limited)

Market Update ウィークリー・マクロ・スナップ・ショット (Sep 19 2017)

今週のFOMC会議の三つのポイント 9月のFOMC会議の三つのポイント 当社は今週のFOMC会議で三つのポイントに注目している。一つ目は、FEDが開始準備しているバランスシートの縮小である。6月に発表された議事録によると、FEDは償還を迎える保有証券の再投資を段階的に縮小するという。縮小規模は、まず月間トレジャリー60億米ドル、MBS40億米ドルで設定される。これは政策の正常化のためには小さいが非常に重要なステップとなる。二つ目は、FEDによる最新の経済と金利予想である。6月のFOMC会議以降、インフレ率は上昇傾向の兆しが見られない。当局はここ数か月のインフレ緩和が一時的または継続することを証明するか確信が持てない可能性がある。そのためインフレに対する予想の変更を確認することが重要である。さらに、6月の会議では当局17名が2017年に1回、2018年に3回の利上げを見込んでいた。この予想も利上げペースを決定する上で重要となる。三つ目は、ジャネット・イエレン議長が2019年2月の任期満了後、FED議長として留まるかについて投資家が抱く懸念である。先週、米トランプ大統領はFED議長の後任についてなんの決定権はないが、イエレン女史を尊敬していると述べた。もし来年イエレン議長が再任されなければ、市場は短期的に不安的になると考えている。 ドイツ総選挙が市場に与える影響は限定的 ドイツは来週9月24日に連邦議会総選挙を行う。最新の世論調査によると、極右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の支持率は約10%まで上昇しているため、初めて議会に参入する可能性がある。キリスト教民主同盟(CDU)及びキリスト教社会同盟(CSU)は議席の過半数を占める可能性が高い。よってアンゲラ・メルケル氏が首相として第4期目を担うだろう。欧州市場にとってこれが肯定的であると考える。しかし、投資家はこれを既に株価に織り込んでいる可能性がある。投資家は10月の政策会議で発表予定のECB政策正常化に焦点を当てているため、政治環境の影響は限定的であると考える。 8月中国経済大幅に減速 先週、中国は2017年第3四半期に経済の勢いを失ったことを示す主な経済指標を発表した。鉱工業生産は7月の6.4%から6.0%に低下し、今年の最低水準となった。小売売上高の伸びは、自動車販売の落ち込みにより予想を下回り10.1%となった。固定資産投資は主にインフラ投資の低迷により7月の8.3%から7.8%に5か月連続低下した。重要なのは三つの統計が予想を下回り、景気の減速が予想を大きく下回る可能性があることを示していることである。2017年下期の経済成長は以下の理由から一段と減速すると考えている。1)不動産販売の減速が見られるため、不動産投資は落ち着くことが予想される。2)輸出の減少は今後数か月の輸出の伸びが徐々に低下することを示している。3)厳しい環境政策が2017年第4四半期の鉱工業生産に圧力をかける可能性がある。しかし、通期の経済成長率は6.7~6.8%とわずかに減少するだけで、目標の6.5%を上回る。 (出所:Sep 18, 2017 GF Securities (Hong Kong) Brokerage Limited)

Weekly Update ウィークリー・マクロ・スナップ・ショット (Sep 14 2017)

米国政治的リスクは12月に延長され、利上げの決定を遅らせる可能性のあるFED 短期的に政治リスクは緩和するが12月に再燃する可能性 先週、米国ドナルド・トランプ大統領は政府閉鎖と債務不履行を回避するため、民主党と合意に達した。大統領と民主党はハリケーン、ハービー犠牲者の救済と12月中旬までに資金調達法案を可決するため、債務上限を3か月延長することに合意した。このため、全ての政治リスクは12月に延長した。しかし、米国株式市場と為替市場は良いニュースにもかかわらず、主に二つの理由から好調に推移しなかった。一つは、大統領と共和党の関係が一段と悪化したことである。先週、上院と下院で80-17、316-90、でこの合意は可決したが、107票全ては共和党だった。実際、ポール・ライアン下院議長も民主党と長期的な合意に達することを希望しているため、この合意に反対していた。今後、より多くの共和党員が大統領と協力することを望まなければ、税制改革が通過されるのは困難であると考える。二つ目は、政治リスクは延長されたがなくなったわけではない。当社は議会が12月の冬に税制改革の交渉に入ると考えている。大統領と民主党は容易に合意に至らない可能性がある。政府閉鎖と債務不履行の政治的リスクは12月に再燃すると考えているため、FEDの利上げの決定に大きな影響を及ぼすのは明らかである。そのため、インフレ抑制と政治的リスクは12月のFOMC会議で利上げを困難にさせるだろう。当社は、バランスシートの正常化は9月のFOMC会議で開始され、次回の利上げは2018年第1四半期に延長される可能性があると考えている。 ECBテーパリングの決定を遅らせるユーロ高 先週、ECBは政策金利と毎月の資産購入額を変更せずに維持した。会議前、一部の投資家やアナリスト(当社を含む)はECBが量的緩和終了プランを発表すると予想していた。しかし、ECBはこの会議で決議しておらず、10月の政策会議にそのプランの発表を延長した。マリオ・ドラギ総裁は、量的緩和の終了は経済成長とインフレに重要な影響を与えるユーロ高により複雑になっているとコメントした。そのため、議会は様々なシナリオで議論するため、より多くの時間を要する。当社は、ECBは10月の会議で決定をくださなければならないと考えているが、終了のプロセスは慎重且つ段階的なものになるだろう。まず、目標をはるかに下回っていることである。ECBは2018年のインフレ率を1.3%から1.2%、2019年は1.6%から1.5%に下げた。これは来年インフレ率が低下し、近い将来目標に達する可能性が低いことを意味する。二つ目は、ユーロ高が続く可能性である。今年ユーロは米ドルに対し13%以上上昇し、先週1.20を付けた。米国における政治リスクが今後数か月の市場の焦点となるため、FEDの利上げの決定は、2018年に延長される可能性がある。一方、ユーロ高は2017年第4四半期まで続く可能性があり、経済とインフレに対する不確実性となる。そのため、ECBは金融緩和政策を維持する必要があり、今後6~9か月の間に緩和プログラムを延長し、毎月の購入額を減額していくだろう。また、当社は量的緩和を終了するまで利上げを予想していないため、最も早い利上げの時期は、2018年第2四半期になるだろう。 (出所:Sep 12, 2017 GF Securities (Hong Kong) Brokerage Limited)